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鬼滅の刃R18 藤の花嫁(冨岡夢)

第70章 咲くは朱なれど散るは白


「謹製し、奉る。西域にておわせられる、四海竜王、北方竜王敖広様の御力をお注ぎたまえ。黒龍をあるべき姿へ戻したまえ」


ドォンッ!!


白藤が言い終わるや否や、一際大きな雷鳴が鳴り響いた。


ビリビリと肌に余韻が伝わるほどの激しさに一同の動きが止まる。


「舞山様」

「これは……どういった術だ?」



気だるさも、身を刺すような寒さも無い。


それどころか、今までにないほど力が溢れている。


全身に血が通うように、力が淀みなく行き渡る感覚に……


「術にはございません。舞山様は元々その力を持ち合わせていたのです。ただ、人の身で龍神の力を制御出来なかったのです」


「これが……私の力、だと……?」


「鬼の肉体を手に入れたために、均衡を保てるようになったのでしょう。蘆屋道満はそれを分かっていて、貴方を魔に染め、邪龍に仕立て上げようとした……というところでしょう………」

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