第103章 グランドラインへ
「ここからは七つのログが伸びておる。選べるのは唯一ここだけ。好きな場所を選ぶと良い」
クロッカスから聞いた情報を頼りに水琴たちは次の針路を相談する。
「サボテン島だけは反対。絶対」
「なんでだよ。面白そうじゃねェか賞金稼ぎの町」
「絶対、ダメ」
「なぁ、こっちのログはどうだ?聞いた感じそんな危なそうな感じじゃねぇが」
「そんなのつまんねーよ。却下」
「こっちは採掘の島だってよ。珍しい鉱物とかありそうじゃね?」
「ログ貯まるのに一カ月じゃねェか。長ェよ飽きる」
わいわいと輪になり相談するが、七本もあるとなかなか針路は決まらない。
「埒があかねーな。おいじーさん」
「クロッカスだ」
「このログの中で一番危ねェのはどれだ?」
「今の時期で、と言うなら、これだな」
クロッカスは伸びる一本の航路を指差す。
「行先はルアン島。海賊たちのサバイバルマッチが行われる、別名“ルーキー殺しの島”だ。この時期にこの航路を選んで、次に進めた船はない」
「じゃあそれで」
「ちょっとエース!?」
「なんでわざわざ危険な航路にするんだ」
さらりと言ったエースに対して水琴が声をあげる。
デュースも声こそ荒げないが、眉を潜めエースを見た。
「だって最初の航路だろ?簡単なの選んだってつまらねェじゃねェか」
「最初だからこそまずは簡単な方を、と思うんだがねェ俺は」
「これから最強を目指すんだ。おれの仲間がこれ位乗り越えられなくてどうすんだよ」
渋る四人に比べ、エースは決して譲ろうとしない。
こうなれば誰も止められない、と四人は顔を見合わせた。