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【R18】Querer【創作BL】

第33章 𝐋‌𝐎‌𝐂‌𝐔‌𝐒 *





ケンジは必死に心を無に変えることに務めた。

痛いけど苦しいけど逃げたいけど
抵抗するのが最善ではない。



いじめもそうだ。
無駄なあがきをするだけ足をすくわれる。
セドリックにも
似たようなことを言われたじゃないか。





「肛門が緩んだ。
いい、丁度いいぜ……ふぅ」


「しかし運が悪いぜ。
あの変態クリスチャンと同房なんてな」


「おい。口を慎め」


「こいつ相当頭がキレんだろ?
税金がっぽり、給料たんまりの医者だって話だ。
早く俺のマグナム浣腸で
ヒイヒイ言わせてやりたいぜ」


「フーッ……そろそろ限界だ」





早く終われ。



やはり裏でコーギーが糸を引いていた。
どこまでも貶めるつもりだ。
何の恨みでここまでしてくるのだろう。
所詮理由のない捌け口。
考えるだけで無駄。



早く終われ。



一人目が終われば二本目が入ってくる。
無駄な抵抗を諦めたのに
ギリギリと骨まで抑えつける黒い腕。
この黒人たちは
コーギーの客という奴だろうか。
コーギーの周りを知らな過ぎた落ち度だ。
安易に仲直りするのは馬鹿のやることだった。



悔しい。



死んでしまいたい。





待てよ?

終わったら
殺されるかもしれない──





「ヴヴウ゛……ッ」


「見てみろ。
急に泣き出してやがる」


「小便ちびったんじゃねーか?
汚ねえ野郎だ」





死にたくない。
殺されたくない。
こわい。
助けて。
痛いのは嫌だ。
苦しいのは嫌だ。

消えたくない。





「ぁ゛お゛ッッ………ォ゛ォ゛ォ゛…っ」


「うるせえだろ。
落ち着いて出来やしねえ」





黙っていろと
横腹を複数回蹴り上げられた。

胃液がどぷっと込み上げ、呻き声が沈む。


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