第33章 𝐋𝐎𝐂𝐔𝐒 *
浅はかだった。
分かってたはずなのに自覚が足りなかった。
ゴツイ腕で四肢を抑え、
噛みついてやろうと思ったが
口いっぱいに布を突っ込まれた。
腕を後ろで縛り上げられ
声をあげることも出来なくなってしまう。
「ンゥ゛ウ゛!!…っふぐぅッ」
「黙ってろ。
イエロービッチ」
「へへっ、小さい尻だ。
こりゃあ締め付けがたまんねぇな」
「お前が終わったら次は俺だ。
順番守れよ」
「急かす男は嫌われるぜ。
狭すぎて食い込まねえ」
助けを呼ぼうとしようにも
鼻でしか息を吸えなくて
咽込みそうになる。
催しそうなほど気持ち悪い。
(くそ……嫌だ…ッ
どうにかしないと
誰か。だれか助けを…──)
ケンジの頭の中に
セドリックの姿が思い浮かんだ。
でもセドリックは医務室で遠すぎる。
コーギーの顔も思い付いたが
来るのがやけに遅い。
まさか。
「処女喪失いくぜっ」
「う゛ぐゥゥッッ──!!」
入り口を少しだけ解されただけ。
まどろんだ意識で
締めていた肛門を無理やり広げられ
裂け目に走った痛烈な痛み。
痛すぎて何が起こったのか分からなくなった。
「おっほぅ! すげー締まるぜ」
「ぐぬ゛ぅ…」
「興奮するぜ、最高だ。
よすぎて動けねえ」
「少し漏らしたろ?」
「早くイっちまえよ」
「うるせえな。
狭すぎて首がもげそうだ」
「ぐっ…ぉお゛ッ」
ゆっくり抜けてきて
また奥にインサートされる。
直腸がブチブチ引き裂かれていくようだ。
痛い。
苦しい。
気持ち悪い。
気張り続けるのも辛くなってきて
次第に、
さっさと終われとでもう言うように
軋む体を無心にさせた。