• テキストサイズ

ツイステ短編

第3章 周りは知ってる【マレウス】


3人の元に戻ると、ルーク先輩とすごい人は相変わらず険悪な雰囲気だった。

後ろからしか見えないが何となく見た事のあるシルエットだ。

群を抜いている身長と2本のツノ。


「(……もしかして)ツノ太郎……?」

その瞬間ばっと、例の人物がこちらを振り向く。

「お!!こっち向いたぞ!!」
「威厳すげぇな、、」
「あの人マレウス先輩じゃあ、、」

「マレウス…??」

「そうだ、ユウいなかったもんな。あのディアソムニア寮の…」

デュースが説明してくれていたその時

「ユウ危ない!!」

3年生の投げたボールがこちらに向かってきていた。

「え!!?、ど、どうしよう!?!」

急にパニックになり動けない。

魔法は使えないから自力で逃げるしかないのだけれど上手く足が動かない。

もう食らうしかない!!と目をつむって構えたが待っていた衝撃は来ない。

衝撃は来ないが、周りがざわざわしている。

「大丈夫か、人の子」

「(……え?)」

聞き覚えのあるひくい声と、独特な呼び方。

恐る恐る顔を上げると、あのツノ太郎がいた。

運動着で。


「……え?!?つ、ツノ太郎!?」

「「(ツノ太郎……!???!?!)」」

この一声でさらに周りがざわついたのは言うまでもない。

「大事ないか?」

「え、あ、うん、」

両腕を捕まれじっと見られると頷くしかないが、それよりもこの状況がわからない。

おバカ達は口をあんぐり開けている。

そりゃあそうだ、急に人が現れたのだから。
ユウは知らないが、あの、有名なマレウスが。

ボールを投げたグループが慌ててこちらに走ってくるが、マレウスを見た途端ひぃいいすいません!!と言って戻っていく。

「…え」

あまりにも意味不明すぎて思わず鼻で笑ってしまった。

謝る前に逃げるってなんだ。

兎にも角にもツノ太郎にお礼を言わなければ。

「ツノ太郎、ありがとうね。授業だったんだよね」

「ああ。構わない。大した内容ではないからな」

大した内容ではないって、、。

雰囲気も然ることながらやはり天才なんだなぁとぼんやり思う。
/ 25ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp