第2章 鋭く優しい【ヴィル】
しばらくして唇が離れると、今まで1度も見た事ないような男の顔でヴィルが笑っていて、なんとも言えない気持ちになった。
「……おお、て、やわらかに、、」
「そんなこと言ってる暇あるのかしらね〜。すぐ慣れてもらうから大丈夫よ」
ああ、この人こんな笑い方もするんだなんて思ってるうちにもう一度唇を食べられていた。
「……で、帰るのまだ悩むわけ?」
「……ヴィルと一緒いる、」
「よく出来ました〜じゃあもう1回キスしなきゃね」
「!!!?!?」
この日以降学園内でヴィルに見つかる度、影に隠れてこっそりキスをされるようになり、ポムフィオーレの寮に頻繁に出入りしてるのなんなので、周りから質問攻めにあうようになったのは言うまでもない。
……ちなみに暫くは帰ることも諦めてこの世界を楽しむ予定。
「あらユウ考え事してるなんていい度胸じゃない」
「……っ〜!」
おしまい。