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ツイステ短編

第8章 2つの影【リーチ兄弟】


「とりあえず、朝一で学校に来てるとかないか?!」

「だから今走ってんだろ!」

「うぅ~ユウ~……」


3人は教室をあたってみたが、ユウの姿はない。


と、そこへ。

「おやおや…朝からどうしたんですか?」

「お前らうるさすぎ~」

リーチ兄弟がドタバタしてる3人の元へやってきた。

「フロイド!ジェイド!ユウがいないんだゾ……!!」

「え?ユウさんが?」

「小エビちゃんが~そんなことあるの~?」

2人も思ってもいなかったことに目を見開く。

「今までいなかったことなんて1回もないんだゾ!!
ユウ最近ちっさい嫌がらせ受けてたからそれも関係あるのかもしれないんだゾ〜、、」

「ほう、、嫌がらせ、とは?」

「教科書とか筆箱とか、細かいものを隠されてたりしててしょっちゅう無くなってたんだゾ……」

「だからか……よく貸してくれって頼まれてたな」

「なんで話してくれねぇんだ……」

リーチ兄弟が何か考え込む中、エースとデュースは話してくれなかったことに対して言いたいことがあるような顔をしていた。


「……2人は学園内を探してください。僕達は人を隠せそうな場所を当たります……フロイド行きますよ」

「あてがあるんすか」

「……えぇ」


そう言うと2人は学園を出ていってしまった。

「……外は2人に任せて俺たちは学園内とオンボロ寮を回ろう」

「そうだな」




***

「……あんた誰」

ユウは扉を開けて入ってきた人物と対峙していた。

「全く……これだから品のない女は嫌いだ」

「これ外して」

「お前がいなければ学園は平和だったんだ!!!お前がいろんな人たちを誑かすからいけないんだ!!自業自得なんだよ!!」

「(…何言ってるのか全然わかんない)」

「教科書とかもあんたの仕業?」

「ああ!そうだ!」

「……そう」

さも興味のないような素振りが癇に障ったのか、ユウの襟元をぐぃっと引っ張る。

「お前は今から好きなように扱われてここから一生出られないんだ…分かってるのか?」

「……」

思っていた通りだった。こんな頭の悪そうな女を下にしか見ないようなやつにとって所詮自分は無抵抗な女なのだ。
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