第5章 優しいあなた【レオナ/微々裏】
そう思ってレオナを見るが、レオナは口を手で覆い悶えていた。
「レ、レオナ、?」
「お前もう今から何しても怒んなよ、半分はお前のせいだからな」
?と思った時にはもう遅く、両手を顔の横で掴まれた勢いのままキスをされていた。
噛み付くような、そんなキス。
「んっ、…ふぁ、っん」
何度も何度も舌を絡まされる。
「れ、お、…な、っ?」
「ちゃんと口に集中してろ、ほら」
口を開け、と合図され思わず従ってしまう。
「……んっ、…ぁ、、っ…んんんっ…」
話すことも出来ずただひたすらに口付けを交わす。
眠い頭はぼんやりと、肉食動物に食べられてるみたい、なんて思いながら。
でも不思議と荒い口付けも嫌ではなく。
言われた通り口に集中していると、ふと口付けが止まる。
「…?」
「…わりぃ。その、」
なんで今更罪悪感なんだ。散々キスしておいて。
「…………別に嫌じゃなかったから謝らなくていいよ」
そう言うとなんだか嬉しそうにこちらを見つめる。
少し嬉しそうにしたあとぎゅっと抱きしめられる。
「(……レオナってネコ科かのかなぁ、ネコみたい。)」
抱きついてきたレオナの髪をそっと撫でる。
「……好きだユウ。先にキスしておいてなんだが、」
「…!?」
どどどどど、、、、っ、??、すき!??!
あまりの展開に頭がついて行かない。
レオナは確かに好きだけど、あくまでも友達としてだと思っていたが、
「(……キスしたとき嫌じゃなかった……)」
自分のあまりにも矛盾している考えに思わず頭を抱える。
「……その、私、どうしていいかわかんなくて、嫌じゃなかったけど、好きかは、まだ…」
分からなくて、そう続けようとしたが、
「別に今すぐ返事しろとは言わねぇよ。
……だが、だいぶ物欲しそうにキスしてたなユウ?」
そういうことだろ?な?と。
「……っ!!!」
もしかすると、レオナが好きなのかもしれない、
だって今、心臓の音が半端ないのだ。
「……お前がはっきり返事よこすのが楽しみだ」
そう言って本来呼んだ理由も話さないまま、唇を何度も重ねられた。
結局2日後、晴れて2人は恋人になったと学園中に噂が広まったとさ。
おしまい。