• テキストサイズ

【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第87章 *懐刀インパクト*





シルバー『セベク、もう静かにしろ。親父殿や他の近衛兵のみなさんも休んでいるんだ...まったく』


『んふふ』


シルバー『俺の名前はちゃんと呼んでくれているが..お前に好かれていると、自惚れてもいいのか?』


『いいよ。私、シルバーさんのこと好きだもん。雷さんも、前よりは好きになりそう』


シルバー『そうか..』









暫くして家の中はリリアたちが休んでいることもあって、近衛兵たちの僅かな会話と魔石器の手入れを静かに行う音だけが聞こえていた


ユウとグリムとセベクのじゃれ合いはあれからもう少しだけ続くも、グリムとユウの体力切れで幕を閉じ、2人は先に休むことになり、シルバーとセベクとレイラはまだ起きていた




『それでね。グリムがお鍋に逆の順番に素材を入れちゃって、そしたらボン!ってなってグリムが真っ白になっちゃったの』


シルバー『ふっ、そうか。2人はそれ以外に何もなかったか?』


『ん。ユウはしゃがんだから何もなくて大丈夫だったんだけど、グリムだけ真っ白になって、先生にバッドボーイって怒られてた』


セベク『あの程度の調合を失敗するなど、話を聞いていなさすぎだ』


『んふふ、だよね』


クスクスと笑う愛らしい笑顔に2人の心が優しく解れていく。シルバーとセベクは特に決めてはいないものの、自然とレイラを挟むように座り、楽しそうに語る普段の授業の話に耳を傾けていた


『えへへ、いっぱい話しちゃった。ごめん、私ばっかり』


シルバー『いや、俺とお前はそもそも学年が違うから、普段のお前の事を知ることができない。だからこうして話を聞けてとても嬉しい』


セベク『ほとんどグリムやエースたちの話ばかりだったがな』


『でもこうやって他のクラスとか学年の人達に、自分のクラスのこと話せるの、嬉しい』


トンとシルバーの肩に凭れかかり、二人の手に片方ずつ触れると、シルバーはごく自然に、セベクは少し照れくさそうにしながら手を握り、伝わる熱に鼓動を高鳴らせた





『(あったかい..安心する)』


『『(小さい手だ..)』』

/ 2235ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp