第24章 まだ見ぬ未来へ
「全く、出来た奥さんだなぁ、カカシ先生よぉ」
「───当然でしょ」
何となく得意気に言いつつも さり気なくお茶の準備を手伝いに来てくれるカカシさん。瞳でそっと感謝を告げれば片目でパチリとウインクをされた
「俺がやるよ」というジェスチャー
スマートにまたソファに促されてしまった私の目の前で、ナルトくんの湯呑みに甲斐甲斐しく火影様がお茶を入れている様は、ちょっとだけ面白い
私などよりよっぽど、彼は出来た旦那様なのに…
「うぉ〜!すげぇっ!カカシ先生のと、中身色々違うし!わざわざ俺の為におかず作って来てくれたのかぁ?!」
「えっ?!何?!君そんな面倒臭い事までしたの?!ナルトの為に?!」
『あ、いやいや、別にそこまで手間という程では』
ナルト君はカカシさんと違って結構コッテリ目が好きだから、揚げ物を何品か追加して入れているだけなのだが…ナルト君は感動して、目をキラキラと輝かせている
カカシさんの方には彼の好きな煮付けや和え物を中心にしてみた
ナルト君は確かその辺が好きではなかったということを覚えていたので、この際ならと何品か多目に作って好みによって中身を変えてみたのだ
そして沢山作ってしまった余りは先程、病院の同僚達やサクラちゃんにも差し入れて来たばかり
みんなに喜んで貰えて、寧ろ嬉しいのはこちらの方だ
(ふふ、良かった、ナルト君も喜んでくれて…)
「ホント、何て出来た奥さんなんだ君は
うん…もぐもぐ…唐揚げも美味しい」
素早くナルト君のオカズに箸を伸ばすカカシさんが唐揚げを頬張りいつの間にかマスクの下で、もぐもぐしている
「あっ!!ちょ、先生っ!
さっきくれなかった癖にっ!!
何人の分食ってんだよっ!」
「いいでしょ、別に。
全部俺の奥さんが作ったんだし〜
うん、でもやっぱりこっちの方が俺好みとは…凄いな
流石分かってくれてる
───花ちゃん…今日は別にナルト好みの中身でも良かったのに…こんな心遣いまでしてくれて…
愛してるよ」
『そ…////
そんな…カカシさん…』
「あーーはいはいはいはいはいはい!!
分かったから、そういうのはもう、外でやってくれってばよっ!!」