刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第37章 修行
「…ぐっ……!」
幾度も彼女の胎に精を吐き出した後、パタリと彼女の体が動かなくなった。
「ッ、おい……、おいっ…」
焦り声を掛け、頬を軽くぺちぺち叩き体に揺さぶりをかけると、瞼がピクリと動く。そして微かに耳に届く小さな寝息。
電池が切れたように動かなくなった彼女を横目に安堵するものの…直ぐに自責の念に駆られた。
どうにも無理をさせすぎたらしい…
修行から帰還した後、こいつの姿を見てまさか…と目を疑った。
何度も目視し間違いであってほしい、とそう思った。だが目の前には俺ではない神気を纏った彼女の姿。
同異体の大倶利伽羅の神気…
それも極めた大倶利伽羅だ。
まるで『彼女はもうお前のものではない』と突きつけられているかのようだった。
胸に落ちた波紋は瞬く間に大きく広がり、どす黒いものに変わっていく。
落ち着け…
何か理由があるはずだ…
あいつはそんな事をするような奴じゃない…
信じろ…
信じる?じゃああれはなんだ…
あの神気はどう説明する?
やはり心変わりしたんじゃないのか…
だとしたら俺は───
あいつの幸せを願って潔く身を引けるのか…?
頭の中で様々な葛藤がせめぎ合う。