第20章 ☆??ルート☆ Bad END
一方で圭吾は聞き込みをもとに憲吾を探したが突然目撃情報は途絶えた。
「っ……この辺だと駅から大分遠い……もしかして、
一緒にいる男と車か何かで移動したのか……」
思わず足を止める圭吾、その時勇吾から着信が入った。
「っ勇吾?……もしもし勇吾?」
『おい、憲吾は居たか?こっちには居なかったぞ。』
「憲吾なら十番通りに居たみたいなんだ。
でも知らない男とどこかに移動したみたいなんだ。」
『っはぁ!?っんだよそれ!』
「目撃情報も突然途絶えて……もしかしたら、
十番街にはもう居ないかもしれない……」
『っなら、憲吾はどこ行きやがったんだよ……』
「っ家に戻ってることを願うしかないよ……
これ以上、探す当てもないし……」
『なら、アパート前で待ち伏せしといたほうがいいってことか?』
「かもね……さすがの憲吾も、戻ってくるはずだよ……」
『とりあえず、今日は様子見だな。
もし日にちが変わるまで戻ってこなかったら捜索願を出す……
それなら、街の防犯カメラも見れるだろ?』
「っうん……とりあえず、勇吾のほうが近いから先行ってもらえる?」
『わかった。憲吾が戻ってきたら連絡する。』
「うん、お願いね……」
電話を切り圭吾は十番街での捜索を断念、
車に戻り憲吾のアパートを目指した。
だが時遅くしてこの時にはもう憲吾はアパートに着いており
勇吾が着く頃には既に出ていっており戻ってくることはないのだ……。
そしてその頃の憲吾とジュリ、
アパート前に車を停め憲吾は "忘れ物" を取りに部屋に向かった。
「……解約の手続きも、今月中にしねぇとな……」
(ここにいる必要もなくなった、それにここに居座ってたら
圭吾や勇吾に見張られる可能性あるしな……)
部屋の鍵を開け中に入る憲吾はスマホの充電器など
必要最低限のものをカバンに入れていった。
そして戸棚の置いてあるトレーの上からゆりから貰った
貝殻のネックレスを手に取りそれを小物入れケースに入れた。
「……そういやゆりは、
貝殻のネックレスどうしてんだろ……」
そんな事をふと口ずさみながらケースもカバンに入れ
憲吾は部屋を後にしジュリの待つ車へ戻った。