第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「三船のこと、忘れたいか?」
「っ!」
「辛いんだろ?
アイツがお前の中に居んのが……」
「っ……えぇ、辛いですよ……
何度も自分に言い聞かせても、結局憲吾の顔がチラつく……
忘れたいのに……もう、誰も好きになりたくないのに……」
(何でこの人に本音言っちゃってるんだろ……
憲吾に未練あるなんて知られたらまた憲吾に監視の目がいくのに……)
「……忘れられるなら忘れたいか?」
「っ!?」
(っどういう意味……?
また私を犯して憲吾を忘れさせようとしているの……?)
「……と言ってもオレが抱いたくらいじゃアイツは消えねぇ、
なら方法は一つだけ……」
「っ……」
(っ響さんは、もう私を犯すつもりはないってこと……?
っじゃあ、一つだけの方法ってまさか……)
ゆりは響の言葉の意味を何となく察し顔を青ざめた。
「伊集院に頼めば、アイツを忘れることができるぞ。
ま、その方法が薬なのか何かはわからねぇがな……」
「っ……」
「忘れたいんだろ?
忘れて、ラクになりたいんだろ?」
「っ……」
「お前は、どうする?
このままオレに抱かれて苦しみながら茨の道を進むか、
未練を切ってオレらの元に来るか、
今のお前に与えられる選択肢はこの2つだ。
……選べ。」
無慈悲な響の言葉にゆりはさらに青ざめた。
「っ……選べって、そんな……!」
(何よそんな選択肢……でも、
今のままじゃ私は憲吾を忘れられないままこの人に抱かれ続けて
何もかも終わってしまうかもしれない……なら、
いっそのこと憲吾のことや夢、
みんな忘れてしまったらこの苦しみから解放されるのかな……)
「もうすぐ公園に着く……それまでに決めろ。」
「っ私は……私は……」
「……。」
結局ゆりから答えは出ないまま
あと少しで星の丘公園の駐車場に着くところまでに来た。
「……おい、もう1キロもねぇぞ?どうすんだよ。」
「っ……私は、」
ゆりは意を決したように俯かせていた顔をあげ響を見た。
「早くこの苦しみから解放されたい……」