第16章 ☆Story33☆ 喜びの再会
太輔side
北京から帰ったその日、2人は早速生中継の映像を鑑賞した。
内容はゆり達とアンドロイドのゆり達が
パフォーマンスで対決するというものだった。
『ゆり達凄いね!
日本のファンみんなを納得させちゃうなんてさ!』
「そうだな……まぁ、自分の娘自慢するわけじゃねぇけど
ゆりが一番すげぇよな。」
『だよねだよね!!だって会場もそうだし
他の国でもほとんどの人がゆりに投票入れたんでしょ!?
……ねぇ、
前にも言った気がするけど本当にゆりって私らの子供!?』
「だからお前が産んだ実の娘だろ(苦笑)」
『ほへぇ……ってかゆり、あの子達にも優しいよね!
だって自分の偽物相手に優しい言葉かけられるなんてさ……
それであの子達も改心して一緒にライブしちゃうし!』
「その優しさは、お前に似たんじゃねぇか?
お人好しすぎるくらいの優しさがさ。」
『っ優しさで言ったら太輔もだよ?……ゆりは、
優しい私たちの娘だからあんなに器が広くなったのかな?笑』
「自分らで言うのもあれだけど……
俺らが優しいって言うならそうかもな(苦笑)」
こうして鑑賞会を終えた2人、太輔は夕食を食べる際早速百合に
一昨日のゆりと憲吾がどんな感じだったのか聞いてみた。
「……なぁ百合、」
『ん〜?なに太輔!』
「……一昨日、なんだけどさ……」
『あ〜ゆりと憲吾くんのこと?気になる?笑』
「っまぁ……どんな感じだった?」
『……ふふふ笑』←
「っな、何だよその笑い方……」
『知りたいの?笑』
「っ……」
百合はいたずらっ子のようにニヤニヤと太輔を見た。
『まぁ……ラブラブといえばラブラブ!
普通に叶輔や私の目の前でイチャイチャしてたよ。』
「っそ…そう、か……」
(分かっててもなんか辛い……)←
『……太輔が心配してることは起きてないよ?笑
まぁでも……上書きってやつはしてたよ。』
「っ!?
う、上書き……?何だよそれ……汗」
『太輔だっていつだか私が颯太さんにキスされた時
帰り道でキスしたでしょ?それと同じようなもんよ笑
……普通のキスではなかったけど。』
「……(固)」←
百合の言葉に固まる太輔。