第7章 ☆Story25☆ 収束
「ゆりがMiss Youを始めて歌った時だって、その大切な誰か……
憲吾さんに向けて歌ってた時も、凄く伝わってきた……
どれだけ、あなたが大切に思っているのか……」
「っ千鶴……」
「だから、そこまで自分を責める必要はないわ。
確かに今は、心配で仕方ないと思うけど……
ここでクヨクヨしていたって、無駄じゃないの?」
「っ……」
「そうだよゆり……
ゆりはそこまで深く落ち込む必要ないって。
落ち着いた頃に、連絡でもしてあげればいいじゃん?
その時に、謝ればいいよ。憲吾さんだって、
ゆりを守りたくてそこまで体を張ったってことでしょ?」
「来海……」
「ふふっ……本当に憲吾さんは、ゆりのことが大切なんだね。
もちろん、ゆりもさ(微笑)」
「っ……ふふ、そうだね……私は、
憲吾のことが凄く大切……。
パパがママを、ママがパパを大切に思っていたみたいに、
私は憲吾のことが大好き……絶対に、失いたくなんてないよ……」
(今なら、パパがママを失った時の悲しみが凄くわかるよ……パパは、
今の私より、苦しい思いをしてたんだよね……)
「「……(微笑)」」
「……みんな、ありがとね。
そんな風に言ってくれて……」
「いいのいいの!さっ!辛気臭い話はここまで!
なんか胸キュンな話はないの〜?笑」
「っそんないきなり話題変えないでよ……!」
「ち・な・み・に……
今日憲吾さんはなんて言いながら助けに来てくれたの?笑」
「っだからくる……アンタ話題変えすぎだってば……ぇっと……
『ゆりに触るな』って……」
「「結局言うんかい。」」←
「っそ、そっちが言えって言うから!!」
「『ゆりに触るな』か……くぅぅ!
少女漫画や恋愛ドラマみたいなセリフぅ!」
「っくるったら……」
「好きな人にだったら一度くらいは言われたいなぁ……」
「っまなも、誰か気になる人いるの……?」
「えぇ……いないよまだそんな人(苦笑)
でも、
私もゆりちゃんにみたいに大切に思える人と恋したいなぁ……」
愛美はうっとりした様子で話を聞いていた。