第7章 ☆Story25☆ 収束
「はい、ありがとうございます。」
2人が部屋の前で話していると、向かいの部屋から……
_ガチャッ「あ、ゆりと涼介さん!」
来海が部屋から出てきた。
「くる、急にどうしたの?」
「だって部屋の外からゆりたちの声が聞こえたんだもん笑
……あ、さっきマネージャーからも聞いたんだけど、ゆり大丈夫?
なんか危険な目に遭ってるって聞いたんだけど……」
来海はいつもの明るい雰囲気から心配そうにゆりの顔を伺った。
「来海たちも、聞いてたの?
班田さんのこと……」
「まぁ、軽くだけどね……あ、ゆりはどうする?
今全員私の部屋で打ち合わせ兼ねたガールズトーク開いてんだけど、
ゆりは部屋で休んでる?」
「うーん……ちょっと荷物整理して落ち着いたらそっちに行くよ!
あとどれくらいいるの?」
「とりあえず夕飯の時間まで!」
「じゃあ、時間はあるね。」
「うん!いつ来ても大丈夫だよ〜」
「わかった。じゃあ落ち着いたらそっちに行くね?」
「オッケー!」
来海は右手でオッケーのポーズをすると再び部屋に戻った。
「……じゃあ、俺はこの隣の部屋にいるから、
何かあったら連絡ちょうだい。」
「はい!」
こうして涼介も部屋に入り、
ゆりは荷物の整理を簡単にし少し体を休める事にした。
「ふぅ……」
ベッドに寝っ転がるゆりはスマホを手にとって
無意識にLINEを開き憲吾とのトーク画面を見た……
「憲吾……大丈夫、かな……」
病院に搬送されて数時間、憲吾の容態が気になって仕方ないゆり。
「……憲吾の方から連絡するって言ってたけど、
まだ意識は取り戻してないよね……出国前に連絡きたら嬉しいけど……」
(あんなに怪我したんだもん……もう少し、時間かかるよね……)
ゆりはスマホを閉じベッドから起き上がった。
「……考えても仕方ないし、とりあえずくるの部屋にいこ……」
ゆりはスマホだけを持ち来海の部屋に行く事にした。
_コンコン「くる?私だけど、」
「今開ける〜!」
ノックをして声をかけるとすぐ来海がドアを開けた。