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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編


「俺は、ずっとゆりの味方だからな……ずっと、
お前の幸せを願っているから……」

「っ!」


憲吾の言葉に目を大きく見開くゆり、
思わずゆりは涙を浮かばせた……。


「ゆり……またな(微笑)」

「っ憲吾……」


憲吾も少しの涙を浮かばせながらもゆりに優しく微笑んだ。
ゆりは憲吾の名前を小さく呟くと唇をキュッと噛み締めた。


「っ……ありがと……ホント……どこまでも優しい人だよね三船さんって……」

「っゆり……」

「……涼介さん、行きましょうよ。
私……今日は色々ありすぎて疲れました……」

「っ……わかった。
明日もまた仕事あるからね……寮で、ゆっくり休んで……」


涼介はゆりの肩を持ち
ゆりを連れ名残惜しいと思いながらも応接間を後にした……。
そして最初来た時と同じように応接間には憲吾と瑛二の2人だけとなってしまった……。


「……三船くんは、ゆりを信じているんだね。
誰よりもゆりを……」

「今俺がゆりにできること……
それはゆりを信じることだって、思った……今どんな言葉を言っても、
ゆりはきっと本音を言ってくれない……」

「……ゆりが本当のことを話してくれるまで待つ、と言うことかい?」

「はい……ゆりと、面と向かってちゃんと話せた気がしました。
あの時よりもずっと……だから、

俺はゆりを信じます。
今俺がどう足掻こうと今ゆりの周りで起きてることは何も変わらない……」



そう……俺にゆりを直接助ける術はない。
北京の時と同じだ……
俺ができることと言えば
ゆりの精神を支えるくらいだろうか……?

……それさえも、今はできていないのかもしれない。
その役目を、東郷宙が補っていると言うなら……けど、

試合が終わったあの日……
俺がゆりに詰め寄った時よりも今日のゆりは
心なしか気持ちに余裕があるような気がした……。

俺がゆりの全てを信じるって言った時から……そんな気がする……
それでゆりの気持ちを少しでもラクにできているなら、
俺はそれでいい……今は、














これでいいんだ……。
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