第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「おひさだね、2人とも。」
「「っ……」」
「っ宙くん……何で君がここにいるんだい!?
いくらAnnie所属のタレントだからって勝手に!」
宙に詰め寄る涼介、瑛二も眉を顰めながら宙を見た。
「……東郷くん、私は片桐社長から何も聞いていないが……
アポは取っているのか?」
「いや、取ってないっすよ?
ゆりちゃんに会いたくなったから来ちゃいました♪」
「ってめ……!」
何も気にしていないような素振りを見せる宙、思わず憲吾は掴みかかりそうになるが
それをゆりが止めるように腕を伸ばし2人の間に入った。
「……。」
「っゆり……?」
憲吾はその行動が理解できず呆然とゆりを見た。
「……やっほーゆりちゃん、元気にしてた?」
「……はい。私も、宙さんに会いたいって思ってたんですよ……」
「「っ!?」」
ゆりと宙を除く3人は驚きを隠せない様子でゆりを見た。
「ホントっ!?嬉しいな〜♪
オレたちやっぱり気が合うんだねぇ♪」
「みたいですね……」
小さく微笑むゆり、ゆりがなぜ宙に
心を開いている様子を見せているのか全く理解ができなかった。
そして宙はそんな周りを気にする様子も見せずゆりに抱きついた。
_ギュッ!
「「っ!?」」
「……。」
再び宙の行動に動揺を隠せない3人であったが
ゆりは特に気にする素振りは見せなかった。
むしろゆりは……
_ギュッ…
「っ!」
(っゆり……?)
ゆりは宙の背中に腕を回し抱き返した。
それは憲吾さえにもしなかった行動であり憲吾は言葉を失くした……。
「やっぱりオレ、ゆりちゃんのこと好きだわ……
ちょっと順番間違えちゃったけど、オレたち両思いだよね?」
「っ宙くん、何訳のわからないこt「私は宙さんのことが好きです。」っ!?
っゆりちゃん何言って!!」
「っ!?」
ゆりから出た「好き」と言う言葉、
それは憲吾に向けられたものでなく宙に向けられた……。
「……私はもう、憲吾のこと好きじゃないんです。
宙さんのほうがずっと強くてカッコいいですから、憲吾よりも……」
「っ……」