ヤマネコ-ノ-ツガイ【アッシュ】BANANAFISH
第14章 消えない傷
《アスランside》
ドアが完全に閉まるのを確認したあと、クリスはボフンッと後ろに倒れ込んだ。
「はぁ〜…あつい」
その声は先程よりもハスキーで若干低い声だった。バッとすぐに身体を起こしたクリスは、足の間の僕を見下ろした。
「パパはもう行ったし楽にしていいよ」
「…でも」
「あ、なに?もしかして本当に俺の舐めたかった?」
「ち、ちがうよっ!……え、俺?」
「あ〜…うん、話はもう少し待って?…これ、出しちゃうから」
すると、クリスは自分のを右手で握るとシュッシュッと扱き始めた。
「っ…終わったあと自然に萎えるの待とうと思ったのに、アッシュ…フェラ上手いからさ。口に出しちゃいそうだったよ」
時折身体をピクつかせながら、眉を寄せている。
「ん…はぁ、…え、すごい見るね…そういうプレイなの?…まぁ嫌いじゃないけど…っ」
「あ…ごめん…」
「はは…いいよ、興奮しちゃう…アッシュ…っ見てて…俺がイクとこッん…あ、イク……っ出る、…ッ!!」
「…わっ、」
ビュッと勢いよく出た精子はクリスの首元まで飛んでいた。息を整えながらベッド脇のタオルを取ると、大きく息をついた。
「ふぅ〜いっぱい出た…あれ、こっちまだ降りてこないや…随分奥に出されちゃったかな…」
お腹を撫でながらそういうクリスは少し嬉しそうな顔をしていた。
「汗かいたし、俺シャワー浴びてきてもいい?」
「う、…うん」
「ソファ座っててよ、すぐ出るから」
ベッドから降りてソファに座ると、浴室のドアがしまる音がした。…今の僕はすごく混乱している。疑問ばかりが渦巻いて、頭がぐちゃぐちゃだ。答えを導こうにも、その全てはクリスが握っている。
「…ッシュ?…おい、アッシュってば!」
「っ!!」
「大丈夫?すごい悩んでたけど」
「は、早すぎない?」
「そう?15分くらいは待たせたと思うけど…」
バスローブに身を包んだクリスはローズの香りを纏わせて僕の正面のソファに座った。