ヤマネコ-ノ-ツガイ【アッシュ】BANANAFISH
第14章 消えない傷
《アスランside》
こんなに大きな部屋は見たことがなかった。
「さて、こちらにおいで?」
ソファに座るディノに促され座るとキスをされた。
「んっ…ぅ…っ」
ねっとりとした舌遣いに体が思わず震える。
「っは…上手いじゃないか。これもユウコとのキスの賜物かな?」
「…っは…ぁ……」
「ハハ…、あの子とのキスを思い出してしまったか。そんな顔をされると私はたまらない気分になるよ…ベッドへ行こう。」
立ち上がりベッドへ歩き出した瞬間、
「……っうぁ…!」
突然足に力が入らなくなり、カクンと膝から落ちる。
「…どうしたんだね?」
「っはあ…はあ…っ」
何故か息が上がり、身体中が熱を帯びたようだった。
「大丈夫か?」
首元にディノの手が触れる。
…と、
「…っん!」
ビクッと体が反応した。
あれ?また…下半身に違和感が…
「まるで媚薬でも飲んだような反応じゃないか…?いやまさかな。極度の緊張からだろう。私に体を預けなさい。」
ビヤクってなんだ…?
体を抱えられてベッドに降ろされる。ふかふかの羽毛布団だったが、それどころではないくらいに体が熱い。
「っ…なに、…これ…」
ディノは僕のシャツのボタンを外した。肌をスルッと撫でられるとピクッと意志に反して跳ねる。
「苦しいかね…?」
「あつくて…くる、し……」
ズボンと下着を脱がされ、あっという間に裸にされてしまった。脱いでも熱は収まらなくて辛い。
「アッシュ…ココを触られるとどうだい?」
「っ!?……うっ…ぁ」
トイレやシャワー以外で触ることの無いソコは、ディノに軽く触れられただけでゾワッと全身を粟立てさせた。
「年齢はいくつだ?」
「もう…すぐ11歳…っ」
「11か、精通はしているのかね?」
「せ…いつう?」
「あぁ、そうか知識がないのか。…おまえのここから尿ではない白い体液が出てくることをそう言うのだが」
「白い、体液…」
…アレだ。
すぐにピンときた。
最後、いつも僕の中に出されていた
「…僕からも…アレが出るの…?」
「あぁ、アッシュは男の子だからね、ここから精子が出るようになるよ。」
「……っ」
僕もあいつらと同じ…、
散々僕を苦しめてきたヤツらと同じ男なんだということに、やるせない気持ちになる。