第7章 爪割れ
2時間目は合同体育で着替えだった。
やっとこの制服が脱げる…そう思い私は自分のジャージが入っている袋に手を伸ばした。
袋に手を入れ、ジャージを引っ張り出すと、長袖がビリビリに破かれていた。
私が椅子を拭いているときにやったんだろう、そう予測がついた。
少し寒いけど体育はやりたい、しょうがないから私は半袖で受けることにした。
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今日の体育は、まだ体育館だったからよかった。
外だったら死んでしまう。
一人でふらふら体育館にいると、
お、チ「あっるかじゃん!」
おそ松とチョロ松に話かけられた。
そういや、今日の体育合同なんだっけ…?
ヒソヒヒソ
3組の人達が、また何か言っている。
そう思っているときに、チョロ松がこう質問してきた。
チ「何でるか半袖なの?」
いつかは言われるとは思っていた。
急遽、嘘を考える。
暑いから、は、すぐバレそうだから、
「ちょうど家に忘れちゃって…」
うん。これで良いの。
お「はぁ~ 何やってんだよ、ほら」
いまの話を聞いていたおそ松が、自分のジャージを私に着せてくれた。
なんという神対応。めずらしい…。
「いいの? でも、おそ松が寒いんじゃ…」
お「いーの、いーの、俺はやりたい事をやってるだけだから」
「そっか…あ、ありがとう」
その一言しか出なかった。
感謝でいっぱいで。