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ハツコイー5年後

第3章 これっていわゆるマリッジブルー?


3コールで声が聞こえた。
「、どうした?」
相手が分かりきっている電話でも、ちゃんと名前を呼んでくれるのは、あの頃と同じだ。
「急にごめん。今、平気?」
「あぁ、構わねぇよ」
「なんか、すごく、高杉君の声聞きたくなっちゃって。気付いたら架けてたの」
「なんだよ、なんかあったのか」
「ううん。違うの。あのね、今日、神楽ちゃんとスピーチの打ち合わせをしてね」
「あぁ」
「うん。それで、なんかちょっと、懐かしくなってね、いろいろ、思い出して」
「あぁ」
「掃除当番の事とか」
「そりゃあ、確かに懐かしいな」
「うん。ねぇ、私と当番になった時って、高杉君どう思ったの?」
「あ?なんだよ急に。今さらそんな事」
「…なんか気になっちゃって」
「俺はラッキーだと思ったぜ」
「…」
「なんだよ」
「あれさ、席順で良いってのを、近藤君がクジにしようって言ったんだよね。だから、近藤君があの時のキューピットだったのかも」
「そりゃ、なんか癪だな」
「プッ…なんでよ」
「なんでもだ」
「…席順だったらさ、私と当番なの、山崎君だったんだよね」
「あ?山崎ぃ?なんであいつの名前が出るんだよ。まぁ確かに隣の席だったけどな」
「うん…。あのね、さっきね、山崎君に会ったんだ」
「マジかよ。どこでだ?」
「**駅の前の所で。久々に寄ったら、会社帰りだったみたいでね。クジで当たったアイスもらったよ」
「あぁ?なんだよそれ。何か話したのか」
「うん。ちょっと。なんかね、学生時代なんて思い出の中にあるのが1番だって、言ってた。だから、そうだねって」
「なんだよその話。あのヤロウ、わけわかんねぇな」
「…高杉君って、山崎君の事嫌いだよね」
「あぁ。気に入らねぇ。だってあいつ〇〇の事…まぁ今さら良いか。それよりお前、いいかげん、もうやめろよ」
「え?」
「電話とかラインとかも。結婚すんのに、おかしいだろ」
「あ、うん…なんか、癖で」
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