第4章 ドキドキ!?宿泊研修。えっ!3年生だから参加しませんよ?
「うーん、どうしようかな。寮にふみ緒さんや一色君だけだと、理美がいるだけでもだいぶ迷惑よね。」
「んな事気にしたって仕方ないだろぉ、チビ、研修先に連れて行けない。本丸で留守番させるのも難しいんだろが」
「それはそうですが、というか先ほども思いましたが、貴方様は言葉足らずです。もう少し優しい言葉使いを・・
「ああ゛?こちとら実戦刀、粗野なもんでな、第一言葉を改めた所で状況は変わんねぇだろ」
それはそうですが、物事の捉え方次第でうまく行くこともありましょう?強い物言いをすれば人は萎縮してしまいます。それでは先程言った様にいつもの力が出せない場合もあります。せっかく親しくなった方々でしょう?どうか、他の人にはもう少し優しい労いを致してくださいませ?」
「へぇへぇ」
分かっているのかどうか、今一つ分かり難いが少しは思う節があるのだろう。無言が続き、家の前まで着く。
あ、言い忘れてた。
「そうだ。帰ったら出陣の用意をしてください。」
「!?」「今の貴方様ならば今回の任務任せても良いと判断しました。期待してますよ?同田貫正国?」
「へっ、んじゃまぁ。さっさと入ろうぜ」
「そうですね。それではただい・・・ぐへっ!??」
玄関を開けて、中に入ろうとした瞬間、重いものが神菜の鳩尾を抉るように突っ込んできた。
潰れた蛙の鳴き声の様な音を発した後よくよく見ると、理美が蝉のよろしく鳩尾から腹部にかけてしっかりと抱きついてきてる。
そうか、鳩尾に突っ込んできたのは頭かぁ、通りで痛いわけだ。
「んだぁ?またメールで遅くなるって入れてなかったのか?」
「いや、ちゃんと入れたよ。理美、リッちゃん?どうしたの?というか、ちょい離れて、動きづらい。」
剥がそうとするとイヤイヤしてギューっと抱きついて来る。
子泣き爺か?君は??
「とりあえず、ソレ部屋に持ってったら出陣の用意しといて?ご飯になったら呼ぶ」
「へーへー、」
先に入っていく同田貫を見送ってから、とりあえず理美を連れて広間のほうに向かう。抱っこすると抵抗はしないものギューギューと首にしがみついてくる。また、誰か何かやらかしたか?
「ただいまー。」「おっ、おかえりー。」
ん?なんでリンちゃんの声?よく見ると三年生十傑全員集合してる。
「お邪魔してるよ」
