第13章 任務前夜
キョウカさんと共に兵長の執務室を尋ねる。
「遅ェ」
「ごめんって。
それよりどうかしたの?」
「明日のことについて、忘れた訳じゃねェよな」
「うん、覚えてるけど...詳しいことはまだ聞いてないよ」
「だろうな、言ってねェ。
明日エレンもお前に動向する、もちろん俺もだが。
そのことについてだ。
お前ら適当に腰かけろ」
「はーい」
「はい」
それぞれソファーに座り、兵長の言葉を待つ。
「明日夜、貴族の連中の集まる社交パーティーとやらに俺達調査兵団が招待された。
まぁ、去年も行ってるからキョウは分かるだろうが。
今回はエルヴィン、俺、キョウ、エレンで参加する予定だ」
「しゃ、社交パーティーってなんですか?」
「あ?
んなもん、メシ食ったり女と踊ったり、世辞を言ったりだろう」
「なんで俺達調査兵が?」
「調査資金を稼ぐ為に決まってるだろう。
機嫌取れよ」
「む、無理です!」
「おい、話は最後まで聞け。
主に機嫌を取るのはエルヴィンだ。
俺ら3人は別の依頼だ」
「依頼?」
キョウカさんが首を傾げた。
「今回の主催者の護衛任務だ。
俺とエレンは常にそばに居る。
キョウ、お前は会場の執事として入れ。
お前ならツラ割れてねェしな」
「分かった」
「エレンは俺のそばに居ろ。
何もしなくて良い、ただ黙ってろ」
「...はい」