• テキストサイズ

【HQ】サンカク。

第5章 ※三角形 case3※


留まれる内に離れないと、自分が辛い思いをする。
もし、付き合っても結婚出来なかったら、プロポーズまでしてくれた秋紀を捨てた事を後悔する。

「もうこれって、運命だろ。さくらは、俺と付き合った方がいーって!」

続けられていくリエーフの話に、心が侵食されていくのが怖くて、下を向いて首を振った。
お断りの意思表示のつもりだ。

「…さくら、フるなら俺の顔見てフって。」

流石に意味は伝わったみたいだったけど、納得はしてくれない。
顔を見たら、お断り出来る気がしなくて、固まってしまった。

「出来ないだろ?それ、さくらが俺の事、好きだからだ。」

自信たっぷりな言葉を、否定が出来なかった。

リエーフと居ると、気持ちが落ち着かなくなる。
その眼に、声に、囚われて、身動きが出来なくなる。

誰かに、それが恋愛感情だって言われたら、認めてしまいそうなくらい、ドキドキしている。

でも、こんな話をしていても、秋紀が頭をチラついて。
別れる事を決めきれない。

どちらと、一緒に居たいのか。
生きていきたいのか。

自分の事なのに、答えが出なかった。
/ 304ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp