第2章 砂漠の月71~150
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「ね、かすが」
「ふむ、仕方がないな。いつきも呼んだらどうだ?」
「やったー!かすが大好き!」
教室で、市とかすがが何かの相談をしてると思ったら。市がかすがに抱き付いた。
ぐりぐりと抱き付き甘えてる市を見て、かすがは苦笑いしながら市の頭を撫でる
市はスマホを取り出し、月子と政宗に個別でLINEを飛ばし。予定が開いてるか、いつきの予定は大丈夫かと聞き、帰りに校門前でと約束をした。
「おっけーです」
「そうか、放課後が楽しみだな」
不思議と元就や晴久に何も聞かれなかったので、校門で待ってたいつきと合流して
買い物に寄ってからかすがの家に上がり謙信公にご挨拶。
「たのしみですね」
「お邪魔します」
楽しそうに笑う謙信公に頭を下げて、さあケーキと皆の分作るぞぉ
「月子は何を作るんだ?」
「あ、フォンダンショコラにしようと思ってるんです」
「市は?」
「ふふふ、ハート型のチョコケーキ。あと皆用の義理チョコ」
「2人してまたレベルの高い…」
「おらは無難にクッキー入りだべー」
かすがに作り方を教えながら、己のチョコケーキのスポンジを作って行く。
メレンゲをさっさと作って卵黄を均一になるまで混ぜて。ココアパウダーを…
「市姉ちゃん慣れてるだな」
「そりゃ毎日何かと作ってるからねー」
にょっと、私の手元を見てる小さな頭を。
可愛さに悶えて抱き締め、きゃあきゃあと笑いながら抱き締めた。
「市」
「ん?なあに?かすが」
「さっさと作って謙信様に献上したいんだ」
「はいはいー」
再び教えながら自分のも、天板に詰めて、焼いてる間に薔薇のチョコレートを作っていけば
おおっ、と声が聞こえ恥ずかしそうに笑った。
「くそ、毛利め。私が市を娶りたかったぞ」
「かすがちゃんが暴走してるー」
「市姉ちゃん、今からでも小十郎兄ちゃんの嫁にならねえだか?」
「いつきちゃんもか!月子ちゃんヘルプ!」
「私には無理です!ごめんなさい」
「あすは、ばれんたいんですか」
台所で女の子4人の声を聞きながら、お茶を啜って嬉しそうに目を細めた。