第105章 光の癌(三雲)
その恵土に対し、全く同じことをして勢いを付け、同様の時間で反対側へ叩き戻された
反対側までふっ飛ばされました
お母さんも一緒に
そこで…
秀次のことや色々を話し、お母さんといたいと呟くも
母「あんたはあんたのいいように生きなさい
幸せになり!
……言ったやろ?
未来を諦めないで
って
別れ際に」
恵土「…うん
母「あんたは十分守ってくれた!
二番目との約束を果たしてくれた!!
これからは…自分の人生の為に生き!
わかったな!!?
絶対やで!!」
恵土「うん…わかった!ぐすっ、ずびっ
おかあさんも!じぶんだいじにしてね!!」手を振る
母「あんたもな!!!💢」
恵土「はいごめんなさい;」半泣き
そのまま母に神々に、元の体へ導かれ押し込まれていった
全ての神々に連れられ、母も同伴し…納得した上でこの世に戻った
この世は壊れていた
それを維持する為に、命と自我と記憶を必要としていた
それでも文句を言わなかった…たった一つとさえも……
母に会いたい——そうなるまでは
ずっとずっとせん妄で
お母さんお母さんお母さんとずっと呟いていた
そこにやっと…秀次の名が出てきて安定し出した
恵土が母と共に戻る際
神々しい、太陽よりも温かな眩しい白い光が部屋中、辺り一帯を埋め尽くし
生命維持に薬も人工呼吸器も何も必要としない、安定した状態に至った
あまりに劇的な変化に、困惑する周囲をよそに…
ずっと様子を見ていたが…肺挫傷から悪化する様子は無く
安定して落ち着いていたこともあり…様子見も要らないほどの見事な状態に
主治医「神々の奇跡か」
その空は黄金に輝いており
純白の白い光が太陽よりも雲よりも上から
天の梯子となって、恵土のいる病室へ振り注ぐ
幻想的な光景が広がっており…
部屋の中も明かりをほんの一瞬試しに消したのだが…恵土の周囲がほんの白く光っていた
まるで夜の中に輝く満月のように…優しい光で……
その影響なのか…なんの問題も見受けられなかった
流石に即日退院には出来ないが…
転院を望むなら可能となるぐらいにはなっていた
せめて光が止むまでは、とICUでずっと様子見をしていた
21:50
ICUから出ていないのだが…
八門市立総合病院に転院することになった
光がやっと止み、数値も安定し、薬も機械も必要としない状態へ至ったのだった
