第93章 深淵(しんえん)
小惑星の落下か
大規模な大爆発
未だ噴火収まらず
人的被害無し
環境汚染も無く、海への生物へも反響無し
大海の中央にて、新たな島の誕生か?
9月1日の朝刊の見出しを飾ったのはそれで…
一様に騒ぎを鎮められないようであった……
更にはこんな情報も…
舞い上がった塵により?
豊作バンザイ!!
農家や林業の方々が諸手を挙げて今回の事態を恵みの雨と口々に称した
自然が溢れ、海にも森にも隣接する大陸全てに影響を孕んでいた…
齎して回るそれに、幸を齎す恵みの矢とも呼び名がついていた
神の力、中でも光の力を使ったことに伴い…魂の願いを叶える、消滅では無い力で…
それがいい影響を齎して回っていた
どうやら…二代目の闇と言っても、根っからの悪では無く、心底からそれを望めるものでも無いらしい
それは…今回の結果が証明していた
しかし……その夕刊が出回る頃にも…
ケイト「闇に負けた
最低だ
被害も出した
顔向け出来ない…
自刃して償うしか
『やめて!!』
ケイト「不甲斐無い
力が足りないばっかりに
罪の無い人達に身投げさせてしまった
寿命が百年になったからなんだ心配するなと言っていれば
いやそうしていればケイトが生まれる前に全てが潰えて消滅してただろうし
だがそれでもなんとか…
はああああああっ
『うっとおしいわああああああああああああ!!・・』がばっ!!!ちゃぶ台返し
挙って一様に動いていた
宿灘「そんなん言うならみんな闇に負けとる!!
ケイトが生まれてなかったら全部消滅よ!!?
霊体への実在化補償無しでどうやって乗り切れって言うのよ!!
不可能を可能へ変えるには…あんたがいなきゃだめなのよ!!
そりゃ皆の支えもありきだけれど無茶し過ぎたから!今回みたいな霊体が粉々、魂にヒビなんて事態に陥ったんでしょうが!!
あんたずっと生前から生活にも学業にも支障が生じるほど削られてたでしょ!!?
―――っ!!!今だって!!!!」
ケイト「………
気にすんなよ
お似合いの最期だ」ふっ←自嘲気味に笑う
『勝手に終わらせんな!!!!!!・・』ブチギレ憤怒
全ては…神の力により成り立っている
だからこそ…
そんな最期など認めないとばかりに叫んでいた
その頑張りをふいにする気か!と
もっと報われるべきだと
しかし…もう十分貰ったと笑われた
