第93章 深淵(しんえん)
30〜50じゃないじゃん!!」
その叫びに、論点を逸らすな!!と叫び返されていた
元の通りに戻すのも大変だったんだよ!!6時間以上掛かったんだぞ!!!
という叫びに
只管ケイトは恐縮し、礼と謝罪を言うばかりだった
ケイト「2800年頑張ってきたのに全部無駄だったなあ…
癌とお揃いかあ…
ははは…←自虐気味に笑う
なんの為に…頑張ってきたんだろうなあ
大事な人ほど先に死んでって
守れもしなくて…
なんで…私一人だけ、まだ…まだ…醜く生き永らえてるんだろうなあ………」
瞑目し
涙がぽろぽろと止め処無く
双眸から零れ落ちてゆく
ケイト「生きてる意味…あんのかな
あったのかな……
なんで…死に掛けてんだろうなあ……
そんなに生きて欲しくない人ばっかなんかなあ
そういう人が多いほど負担爆上がりすんもんなあ
癌の人も
隠れ癌の人も
主犯格の癌も
みんな消えたのに…
なんで…まだ……こんなに削られてんだろなあ
早く死ねるならそうしたいのに
なんでまだ生きてるの…
守れなかったのに……」
初代&今世での母『あんたのせいやない』
ケイト「私のせいやよ
お母さん……」
初代『ごめんね…負担ばかり掛けて
ケイト「そんなことないよ…
ないから…
大丈夫だよ…
だから……
もう…死なせてよ
要らないよ…なにも……
それ以外何も要らないから叶えてよ……
そうじゃないと魂が持たないよ
霊体が持たないから、魂が肩代わりして、そうなってるんだから
魂の防衛本能で死にたいって言ってるのになんで…?
最初で最後の我が儘ぐらい叶えてよ…
いないほうがいいんだよ…
私は……TT」
涙と鼻水でぐっちゃんぐっちゃんになっていた
えぐえっぐと嗚咽を上げるそれに…
目も当てられず、ずっと動けずにいるそれに……
応急措置で残った傷跡や霊体のそれも治す為に懸命に動いた
8月23日
四方の陣を組んだまま
原初の神々界の方々が総出で集い、皆が皆化身化を用い
晩20時に倒れ伏したことで、そこから23時まで掛けて手術が執り行われた
縫い跡が無いよう、ガッチガチに魂のヒビを光の糸で縫い上げ
霊体の粉々になった一つ一つを縫い止めて接着させて光を送り込んだ
普通ならショック死する痛みで暴れるケイトの両腕と両足、全身を、僕等が全員で押さえ付け続けて…