第74章 融和
何で君が泣く…?
彼の、彼等彼女等の、自業自得だろうに。
何で君は、見捨てられないんだ…?
全部を助けたい等と…そんなものにまで想える?
人のせいにもせず、助けられないことを自分のせいにしたがるんだ…?
まるで、自分の不出来が呼んだかのように……
違うだろう?
君の不出来ではなく
彼の不出来が呼んだ事故だ
数多の人を巻き込み、なんでもない事のように、善行のように、歪め、捻じ曲げる…
歪みを、悪影響しか及ぼさない「癌(異物)」だろうに――
始祖神「難しく考え過ぎ…
もっとシンプルでいいの
私利私欲
そうなってしまっていることに、気付かない、かわいそうな人
周りの過度を超えた甘やかしによるもの
癌に染まったものは皆、挙って癌を甘やかそうとする
おかしくなるの
厳しくするとしても、殴ってでも止めるといったことは決してしないし出来ない
皆をおかしくする愚物――
あの時、(シルに変身していた)フレイヤが言っていたでしょう?←3719~3722ページ参照
闇一色の場合、光もないので、洗脳や毒といった魅了を分布するといったことがない
癌のあの異様な染色は、光がある場合のみの特権である
闇として完成したと言っても、一概には言えない
闇もあり、光もあっての『魂』である
闇のみのものはいないし、光のみのものもいない
その場合、闇は破壊衝動のままに猛威を振り撒くもの、光は救いを齎すものとなる
不都合なものが何もない世界では、学びなど得られない
あったとしても緩やか…
それでは、あの世と同じ……
神の力は、自分の為には決して使えない
理由は…その時点で穢れてしまうから
その咎を、自分のものとして受け止めている、背負っている
癌のせいだと、癌のものだとは決してしない
そこが、(原初の魂(ケイト)との)大きな相違点←3764ページ参照
自分の勝手や事情で、人を巻き込んだりはしない
人を殺したりもしなければ、傷付けたりもしない
したとしても治すし蘇らせる、勝手をしたりはしない
しておいて、自首しないなんてことはしない←1147ページ参照
自分だけの勝手(自分の善悪の基準、感情)(自分にとってだけ)で、他を勝手にしたりはしない
癌は、自分さえ満足できればそれでいい、そう在りながら善を騙るのです」