第74章 融和
あの時…既に、答えは与えられていた←2603ページ参照
その神様は始祖神様だったとか…
ケイト「自分さえ犠牲になればと…ずっと、そう思ってきた
でも…違うんだよね?
フィンにとっては…皆にとっては…自分も、大事にして欲しいんだよね?
それを知れて…本当に、救われる心地だったし、何より…嬉しかった
だから…決めたんだよ…
たとえ、それで…手を煩わせることになったとしても、ちゃんと出して、向き合っていこうって…
素でぶつかって、どうしてもキツイ時は誰にだってあるから、その都度話し合って合わせていこうって
一緒に…生きていきたいから……
ずっと…一緒にいたい…
傍にいたい……
それが…私の願いだよ……(涙目)
死ぬことが、ずっと救いだと思ってたのにさ…
ははっ
ごめん……
生きたい…
一緒に、どこまでも、ずっと……出来る限りの時を…共にしたい
たとえ…過去の痛みに、どれほど暴走させられそうになったとしても……
それでも……いいかな?」ぐすっ←鼻をすする
フィン「馬鹿だな…
そんなこと、言われなくても…答えはわかり切ってるだろう?」
ケイト「?」
フィン「当然だ……
僕も…君と生きていたい
寧ろ、僕が頼むべきことだ」
やっと…やっと、届いたね――
僅かな掛け違い
過去の根底に残る、闇
凝り固まり……
(死にたいと泣きじゃくる幼き頃、私が死ぬことだけが救いだとまで心底本気で思う当時のケイトの姿がよぎる)
それがやっと――今、解(ほぐ)れてくれたんだね
フィン「愛してるよ…ずっと
生涯、君だけを――」涙
ケイト「私も…ずっと、愛してる
どこまで行っても、どんなに変わっても、見つけてみせるし、ずっと傍にいるよ――
こんなに好き過ぎ、て、どうしようもなくさせたんだもん
責任持ってよね?」ひっく
フィン「ああ――持つよ…ずっと」
声をつっかえながら、それでも何とか言い切ってくれた
ケイト「ずっと――一緒にいたいよ」
フィン「僕も――同じ気持ちだ」
互いに咽び泣きながら、互いを抱き締めた
腕の中に閉じ込めた
温もりに身を埋め、ただただ傍にある魂に縋り付いた
やっと…思える段階にまで辿り着けた
もう二度と――あんなこと、思わせはしない
絶対に離さない
何があろうとも、絶対に――――