第24章 いざ!出陣!【24】
ひとしきり笑った私は亀甲を宥め兼さんから離してあげると兼さんは酷いめにあったと大きくため息をついていた
一方、兼さんから離された亀甲は、私の後ろに回り首元に抱き付いてきた
亀甲「ご主人様…」
『ん?亀甲?』
亀甲の少し悲しそうな声に私の肩に乗っていた亀甲の頭をよしよしと撫でてあげるとピクッと反応した
『亀甲?叩かれるのも縛られるのも罵られるのも良いかも知れないけどさ?たまには優しくされるのも良いもんだよ?』
亀甲は弾かれるように顔を上げると
亀甲「そうだね!この物足りない感じが最高だよ!」
『やっぱりそうなるか…』
亀甲「うん!…でもね僕はこんなだからいつかご主人様に本気で嫌われてしまったら…って考えたりもして…そう考えると怖くなるんだ…」
『亀甲?』
亀甲「ご主人様に本気で嫌われてしまったら、こうして触れる事も出来なくなるんじゃないかって…でもね!それを我慢するのも興奮するよね!…あ…いや…でもやっぱり…ご主人様…僕は…」
『亀甲、一人で忙しいね?今まで通りで良いじゃん?』
亀甲「今まで通り?」
『うん!亀甲が四六時中私の側に居たら嫌になるかもしんないけど?ほとんど居ないし?何してるかとおもえば自ら進んで畑仕事とかしてくれてるし?馬の世話もしてくれてるし?』
亀甲「あ、それは…」
『それは?』
亀甲「畑仕事してると、時々、蜂に刺されるんだ!それが気持ちよくてね!」
『なっ!それ危ないでしょ!?』
亀甲「危ない蜂は刺される前に斬ってるから大丈夫なんだ!その後はちゃんと畑の土に埋めて肥やしにしてあげてるんだよ」
『お…おぅ…そっかそれなら馬も似たような理由でしょ?』
亀甲「そうだね!馬は素知らぬ顔して僕の足を踏んでくれるんだ!尻尾で顔を叩いてくれたりね!」
『楽しそうで何よりだよ』
亀甲「でもね、時々心が疲れちゃう時があって…」
『えっ?』
亀甲「そんな時はご主人様の事を考えながらハァハァするとすぐに元通りになるんだよ!」
『やめろ!』
そうして私は亀甲の腕から抜け出した