第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
「……ほぉ」
二人の話を聞きながらユーリは、食べ終わったモンブランを追加で注文していた。
そんなユーリにアマネとシズはこいつ図太いなと思いながら、更に色々話していった。
まぁユーリからしたらいい迷惑かもしれないが、ローがあまりにも気の毒だったのでユーリの本心を探っていたのだ。
「いいなぁ…羨ましい」
そして遂に、ユーリからそんな言葉が漏れた。
「羨ましい?」
「私は医療に長けていないし」
「ちょ、そこ!?もっと他にあるでしょうが!」
ユーリの言葉にアマネは脱力した。
ユーリの嫉妬するポイントがよく分からない。
「すいませんー注文いいですか?」
しかし嫉妬作戦は上手くいったのか、ユーリは珍しくやけ酒をしているようだった。
いまいちラミアに嫉妬しているのか、自分の知識不足を悔やんでるのか分からないがこれ以上はどうにもならなかった。
「ってちょっとそんなに飲んだら……」
因みにアマネとシズは酒豪である。
そしてユーリも酒豪だが、その2人がドン引くくらいユーリは飲んでいた。
まさかこの嫉妬作戦が、この後非常にめんどくさいことになるとは誰も思っていなかった。