第1章 前編 時の彼女と死の外科医
「おれはここで時間潰す。後は適当に買ってこい」
二人は海軍から上手く逃げると、当初の目的だったショッピング街に来ていた。
ローは用事に付き合うが一緒に店に入る気はなかった。
ユーリに財布を投げて渡し、その辺のベンチに腰を掛けると、どこからともなく本を取り出して読み始める。
どうやらここで待ってるようである。
ユーリはお金はリク王から頂いたものがあったが、まだ換金していなかったので後で返すと言ってありがたく借りることした。
ローはそんなことは気にしなくていいと言っていたが、気になるので仕方ない。