第35章 隣に昔話が引っ越してきた!
【黒家の玄関にて】
お婆さん
「奥さん…これ…お口に合うか分からないんですけどね…
どうぞ召し上がれください。」
隣に越して来た老夫婦のお婆さんが、
ご丁寧に手土産を持って引っ越しの挨拶に来た。
手土産は小皿に盛られている団子のようなものだ。
「あ……ありがとうございます………」
(奥さん!?誰の!??もしかして、黒さんの奥さんだって思われてる!?( ;´Д`)!?)
黒さんは玄関から見える居間で大の字で昼寝中だ。
(……なんか嫌な勘違い……)
お婆さん
「ほら……早く召し上がれください……」
「え?」
(ん?今、この場で食べろってこと?( ;´Д`)?)
お婆さん
「ほら………………」
「えっと…」
お婆さん
「はよぅ!!!!!」
「(;´⊙口⊙`)!!」
お婆さんは、どうしても自分の目の前で私に団子のような物を食べて欲しいようで…興奮し始めた。