第5章 試験
「…わたし?」
〈そう!わたしね!わたし!!
「あの…何の用でしょうか…」
は、
こんなお爺ちゃん狼をチョイスした男に良い印象が無いから、
少しテンション低めで対応する。
〈君にこれを渡さなくちゃいけなかったんだ。
「?」
彼はパンパンに膨らんだトートバックを私に渡してきた。
(お爺ちゃん狼の介護もあるのに…
荷物なんて邪魔なだけだよ(;´д`)いらないよ)
〈ほら、受け取ってよ!絶対に必要になるから!!
彼は無理やり私にそのトートバックを押し付けてきた。
嫌だけど反射的にそれを…受け取ってしまった。。私は馬鹿。
「 ( ;´Д`) 」
〈中身、見てみ?
彼に言われたのもあるけど…
実際私も見てみたくて覗いてみた。