第5章 試験
決めたら直ぐに近づき、
私は挨拶と自己紹介を始めた。
「…初めまして私はって言います…
えと…宜しくお願いします。」
お爺ちゃん狼
「…………」
「!」
お爺ちゃん狼は瞬きをしに応えた?
「……」
(…応えてくれたように見えただけで…違うかも?
…身体全体が常にプルプルしてるし(;´д`)
よく見れば瞼も終始ヒクヒクしてるし……( ;´Д`)
受け入れられているようで…そうじゃないのかも…( ;´Д`)ノ)
お爺ちゃん狼とのコミュニケーションの取り方が、
考えていたより大変そうで急にしんどくなってきた。
〈さて皆さん!!!
いよいよここから先は…貴女が選んだ狼が村へとご案内します!!
個々、全く違う性格な為、村へ行く道順や速度もまったく違います!
なので、一応、村へ到着する期限を設けたいと思います!
騒つく参加者達。
〈期限は2日後の夕陽が沈むまでに!!
途中、棄権したくなった場合も…せざる得ない場合も…
ご自分の力で帰ってくださいね!
(棄権したくなった場合は勝手にっていうのは分かるけど…
せざるを得ない場合って……色々なパターンがあると思うけど…
急病だったりした時は大変じゃないかな……(;´д`))
〈それでは、スタート!!!
「…はじまってしまったょぉ…( ;´Д`)」
私の心配が解決されないまま…
それは始まった。