第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)
それが良いのか悪いのか
分からない
正直迷いはあるけど
私の指は動いてた
YES、と。
そのすぐ後
また鳴る携帯
【国見】
出ない選択肢もあった
国見もきっと
私が出るとは思ってはいないだろう
あの時で
全てが終わった…のだから
でも…もう一度
『はい、なに?』
〈布施、悪い。
あの…影山とは…〉
『平気。もう大丈夫だから
関わって来ない約束じゃん?
だから…もう掛けて来ないで』
チャント言わないと。
〈…バカ。
そんな声で…大丈夫って…〉
『大丈夫なの!
もう…終わった事だから
私忙しいの。
今日の試合だって
ギリギリだったんだから!
マネージャーとして出来る事をする
そう決めたの
だから、もう…私の事は
放っておいて、お願い』
〈…分かった。
お前がそう言うなら…〉
『うん。
じゃあ、ね…』
そう。
マネージャーとして
やれる事をやる
それで十分じゃない。