第74章 キミのトナリ オレのトナリ(及川徹)
「…サラッと自慢入るの腹立つわ~
でも、まぁ
サプライズ失敗って事で
許してやりますか」
驚く私を見て
ニヤリと笑い
「よかったね~
軽率だけと軽薄じゃなくて
安心した?したよね?」
"ま、後は二人でごゆっくり"と
付け足し花巻を連れて
リビングを出て行く
…待って!
なんかメッチャ気まずいよ!?
サプライズ失敗が
めちゃくちゃサプライズになってて
「…アリエナイ…サイアク…」
徹は絶望のドン底みたいな顔して
蹲ってしまってる
『徹…?』
「…放っといて…恥ずかしくて
情けなくて
生きていけない…」
完璧に殻に閉じこもって
負のオーラを背負ってる
気まずさマックス!
私も勘違いで拗ねて
徹に態度悪くしたり
疑ったりで
恥ずかしいし情けなくて
顔向け出来ない思いだけど…
『放っといてって
ここ、私の家のリビング…
てゆっか…その…なんていうか…さ
色々、お互いに誤解がある、よね?
なので、話したいなと思ってるんだけど』
そんな事言ってる場合じゃない