第74章 キミのトナリ オレのトナリ(及川徹)
花巻、松川に突っ込まれてみて
確かに自分も軽率だった事を
再確認する
「で?なんでわざわざ
狙った様に及川達と同じところで
デートしてたわけ~?」
『デート!?違う違う!
あれは尾行!
実は…サクラちゃんと徹が
今日出掛けるの知ってたの
それで…その…後をつけようと…』
松川の言葉に反論した私に
「はぁ!?尾行!?
てゆっか知ってたんなら
止めろし!
なんで行かせたんだよ!バカじゃん!」
ガクンッと身体をズラし
目を白黒させる花巻
『…止めたくて、誘った…けど
ウソついて断られた…
だから意固地になっちゃって
その時たまたま孝ちゃんに会って
尾行すんべーって…』
グサリと突き刺さる正論に
申し訳程度に反論するも
「女と出掛けンの避難しといて
自分も男と出掛けて
それがバレて修羅場とか
絵に描いたような
馬鹿らしさよな~」
「それな。
及川にしてみりゃ
お前が言うなし、的な?
どっちもどっちなのに
責められて可哀想」
口撃が止まらない