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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第74章 キミのトナリ オレのトナリ(及川徹)


泣き続けて
記憶も徹への気持ちも
全部泡と流れて行けば良いのに

『バカ…
なんで…まだ、好きなの…
嫌いになれたら
楽…なのに…』

そんなの叶うわけなくて
嫌だった事も
辛かった事も
最後は好きに行き着いてしまう

嫌いになんてなれないけど…

「出る?」

『うん…』

戻れるとも思えない

大袈裟な機械の音が
お金を飲み込んで行く
ホテルって高いんだ。
なんで、こんなお金持ってたんだろ

やっぱり…本当はサクラちゃんと
…なんて、考えても仕方ないのに、ね。

精算が終わると
鍵の開く音が鳴った

「…送…」
『帰る、ね…』

優しくしないで

「姫凪…」

そんな顔して名前を呼ばれたら
また好きが身体を奔って
痛いから…

背中を向けてユックリ歩く
フラフラの身体でも
走る事はきっと出来るけど
わざと、ゆっくり。

追い掛けて来て欲しい
本当は…。

でも…
私のトナリは埋まることはなかった。
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