第74章 キミのトナリ オレのトナリ(及川徹)
なによ…なんなのよ…
そんな風に思ったの?
私はそんなに信用ないの?
でも、それは私も
徹の事言えないか…
だって私も疑ってる
徹とサクラちゃんの事…
信じ合えてた日々が
幻だったかの様に思えて
涙が止まらない
「…って、何泣いてるのさ?
見られたのが俺で残念だから?」
更に開かれた前を隠し
『止めて…見ないで…!』
徹を押し退け
服を直してドアに向かって走る
こんなの嫌だ
こんな風に抱かれたくなんかない
鍵のかかった部屋
開かないドアに
「見ないで?
そう言われると見たくなるんだよね
計算??」
追い詰められる
「逃げられるわけないじゃん
逃がす気もないし…さ」
私の横に手を付いて
睨み付ける目は冷たい
『徹…イヤ…』
押し返してもビクともしない身体は
「…ベット行く気ないなら
此処で抱くよ…オーケー?」
私を壁に押し付け
服を再び乱していく