第74章 キミのトナリ オレのトナリ(及川徹)
「そうなの?
プレゼント良いの見つかると
いいわね
あ!一緒に買いに行くのって
岩ちゃん?
帰り寄って貰って!
お野菜沢山貰って
余ってるから
持って帰って貰いたいのよ」
「…違う。
岩ちゃんには帰ってから
持っていくから
その辺に置いててよ
じゃあ、行ってくる!」
適当に着た服は
なんか微妙にセンスがない。
これじゃ岩ちゃんと会うと思われても
仕方ないか。
だってオシャレする気分でも
相手でもないんだもんな
少し早めに着いた
よく待ち合わせしたカフェ
喉も乾いてないけど
とりあえずで頼んだコーヒー
サクラを待つのは
いつぶりだろう
あの時はワクワクしてたなーとか
想い出に浸ってる
俺の目に
「え?姫凪?」
姫凪によく似た人影が
映った
いや、でも、まさかね?
一瞬だったし
何かの見間違えだろう
…でもでも…
俺が姫凪と誰かを
見間違えるとは思えない!