第20章 夏の思い出~浴衣姿の二人の秘め事~※R18
しばらく二人はその白い花畑を見とれていた。
スッと目を横にやると立看板がありこう書かれていた。
【その花は、外国からの使者があまりにも美しい白い花をこの日ノ本でも見たいと種を持ってきて植え、年を追うごとに徐々に花の数が増え、見事な花畑になったとか・・・。
とある外国の国では「願いが叶う白い花」と言われ国花になるほどだと言われている。この花を思い合う二人で見ることが出来、二人が願うなら、その二人は永遠の愛を得る事が出来ると言われている】
そう書かれていた。
「素敵なお話ですね…私も信長様といつまでも一緒にいさせてくださいと願えばその願いは叶いますかね…」
信長の腕を掴み、そっと頭をその腕に身体を寄せた。
「なにを言っておる。俺はお前がそう願わなくても互いの生命尽きるまでお前を愛し続ける、そう決めている。」
信長がそっと歌恋の身体に腕を廻し優しく抱きとめる。
「はい・・・。いつまでお側にいさせてくださいね・・・。」
二人しかいないその空間は、まるで二人の願いを聞くためかのように静かであったかい空気に包まれていた。