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君と紡ぐ100のお題

第5章 purple







キッチンに行ってポットに水を入れていると
「手伝う」といつの間にか隣には彼女。


「ふふ、あっち行ってなよ
 俺やるから」

「た、確かに。手伝うって、何もないよね」



はは、と笑って戻ろうとする彼女に
「あ、待って」と言った。





「口、寂しいから手伝って」

「え?」

「ほら、早く」と彼女の腰を引き寄せる。



唇が触れるか触れないかのところで
スンドメしてわざと意地悪。


「…ま、つも」

小さく俺を呼ぶ彼女の吐息に
一瞬かぶりつきそうになるのを我慢した。




「それいつまで?」

「…え?な、にが?」

「まつもとくん」

「あ…、いや、えっと、…じゅん、」

「…ふふ、出来んじゃん」

「忘れてた」

「忘れてたってなんだよ」

「だから忘れてたんだって、少し」

「意味わかんねえ、」

「じゅ、ん、だって」

「ん?」

「いつまで、さんづけ?」



潤んだ瞳で聞かれると
またその唇をどうにかしたくなって。



「…、」

「…うん」









照れたように笑って
俺の首に手を回すと








「…好きだよ、潤」

と一言。






どこで覚えてきたのか
誘うようなそのセリフに俺の我慢は限界で。








いいよね
結構頑張ったからいいよね
ほら、パソコンって長時間すると
良くないっていうし
今くらいがたぶん休憩のタイミングも
合うと思うし



さっきも言ったはずの独り言を
頭の中で言いながら
そのまま彼女を



押し倒して。








END.






「ねえ、それで眼鏡かけて」
「え?…こ、こう?」
「……あー…(俺スッピン眼鏡、マジやべえ)」
「……(…あー…、て何)」

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