第34章 10年越しの告白
翔さんの首筋に何度も吸い付き翔さんの手の上から手を動かし続ける。
「あ、あ…まつも、とぉ…」
翔さんに呼ばれ顔を見ると切なそうな眼差しで俺を見つめる。
「だから任せてって言ったじゃん」
翔さんの手の上からじゃ刺激が足りないんでしょ?
俺は翔さんの手をそっと退けると直接握りこんだ。
少し強めに扱いてあげると翔さんのモノはピクピクと動き今にも達しそう。
「はぁっ!あっ!出るっ!」
翔さんの手が俺の腕を痛いくらいに握りしめた。
「いいよ、出して」
「あっ、あっ、あぁっ!」
翔さんが腰を突き出すと勢いよく熱が飛び出した。
「はぁ…ごめ、ん…」
脱力しきった体で申し訳なさそうに俺のことを見上げる。
「何で謝んの?」
「だって…こんなことさせて…布団も汚した…」
本気で落ち込む姿が愛しくてぎゅっと抱きしめた。
「翔さんって馬鹿だったんだ…先に始めたの俺だよ?翔さんは襲われてんの…本当なら怒っていい立場なんだよ?」
「でも…松本の言うこと聞かなかったのは俺だし、俺だけ気持ちよくなっちゃったし…」
「だったらさ、俺のことも気持ちよくしてよ。それならお互い様でしょ?」
一瞬躊躇ったあと翔さんは首を縦に振った。
「…うん」
「ありがと、翔さん。好きだよ」
目を見つめてそう告げるけど、翔さんからの返事はやはりなかった。