第7章 終・嘘つきとさよなら
幻狼「テメーの武器はこれか…?」
仰け反っていた幻狼はぐんっと体勢を前に戻し、口にくわえているブーメランのような武器を見せた
波「なっ! 生きてるですって!!?」
幻狼「まさか持ち手部分以外が全部刃になってるとは思わなかったぜ…」
ニッと笑う幻狼の口の両端は少し切れている
波「私の武器を口で…!! 許さないわ獣めっ!!!!」
キレた波は腰に差してある剣を引き抜いて幻狼に向けた
幻狼(また女相手か…、いや……、寒気が走るのは何故だ…?;)
波を見るたびにブルッと身を震わせる幻狼
幻狼(それより先に優だ…。 このままにしてたら死んじまう…)
虫の息状態の優を幻狼は尻尾で包み込む
幻狼「俺の主が虫の息なんだ、どーしてくれんだよ? (ルナに頼んで傷を塞いでもらうしかねぇか…)」
波「あら、貴方の主は今の攻撃を避けられないほどの小物だったのね」
クスリッと笑う波に幻狼はイラッときた
幻狼「テメーには俺の最強技を見せてやるよ…!! 骨一つ残らず吹き飛ぶぜ…!!!!」
=ブチブチッ…=
波「な、…!!?」
大口を開ける幻狼の口の両端が千切れる
幻狼「狼が「待て…」