第7章 終・嘘つきとさよなら
\血飛沫/
床に倒れ込んだ優の体から流れ出てくる血が広がってゆく
幻狼「優!!!! (傷が深すぎる…!!!! 血も止まんねー…!!!!)」
すぐさま駆け寄った幻狼は服を脱いで優の肩から腰にかけてパックリ開いている大きな傷に押しつける
穂乃「なっ何…? その体…?」
フサフサな狼の毛が生えている幻狼の体に穂乃は目を見開く
幻狼「は…! 見た目は人だが、俺は狼だ…!! 全身毛まみれなのは当たり前だ!!」
それだけ言って幻狼は優の血を止める事に集中
すると
=ブンッ=
幻狼「…!!?」
何かがクルクル回りながら幻狼の顔に向かって飛んできた
=ブシュッ=
また赤い血飛沫が舞った
「うふ、首から上が飛んだわね」
まんべんな笑みを浮かべた…
穂乃「矢宮波副隊長…!!?」
波「あら穂乃ちゃん。 足止めありがとうね? …あら? 私の武器が返ってこない…?」
波は穂乃にニッコリと微笑みかけると、戻ってこない自分の武器に首を傾げた