第143章 あなたにもう一度後日談(3)後編※R18
「そ、そんな顔しても駄目だからねっ///!」
真っ赤になって口を尖らせたひまり。
もう一押し。
「なら……すっごいイジメても、良い?」
今度は息を吹きかけながら声を少し落とし、耳元で囁く。すると、今度はトロンとした瞳で頬を朱色に染め……耳まで真っ赤にしてもじもじと体をひまりは動かせた。口づけをお預けしたり、首筋に息を吹きかけたり、甘い言葉を囁き続けたり……何が何でも着させようと俺はあの手この手を駆使。
「……良いよって言うまで……ちゃんと目を瞑っててね?」
「解った」
部屋の隅に移動して背中を向けたひまり。交渉成立。
俺は目を閉じたまま、もう一つ城から持って来た重箱を手探りで背中に隠す。
ーー政宗さん、これ何ですか?
ーーくりすますけーきの残りだ。好物だからいくらでも食えるだろ?後でひまりに渡してくれ。
(政宗さん、早速頂くよ)
ひまりと一緒に。