第141章 あなたにもう一度後日談(3)中編
…………かと思ったら。
「ひまり〜〜〜っ!!」
「わぁっ///お願いっ!み、見ないでっ!」
「無理!可愛いすぎっ!やばいっ!もう帰る!今すぐ連れて帰るっ!!」
「やっ///どこ触って!!///」
「俺、男だし。無理っ!」
完全に家康に変なスイッチが入ってしまい、困っていると……騒ぎを聞きつけた皆んなが何事かと部屋の中に入ってくる。そして家康に押し倒された私を見て、凄い勢いで思いっきり家康を私から引き剥がし、頭上からは信長様の一撃の雷が落ちた。
家康が頭を抱える中、視線を浴び私は手で出来る限り自分の姿を隠す。
「……これは良い眺めだな」
「家康があぁ、なる気持ちも解らなくはない」
じろじろと私の姿を上から下まで舐めるように見ては、ニヤリと笑う秀吉さんと光秀さん。
「酔いもすっかり醒めたしな」
「ひまり様、とても素敵です!何でしょう?私の身体熱く……」
続いて言葉を発したのは政宗と三成くん。
「駄目!!俺のひまりだし!俺以外見る資格ないしっ!!」
一撃から復活した家康は自分の羽織を脱ぎ、私の身体を包むと横抱きして持ち上げる。
「人格変わってねぇか、あいつ」
「……想像以上に素晴らしかったです。ありがとうひまりさん」
「家康、命令だ。今すぐその汚い羽織を取れ!!!」
変貌した家康に驚く幸とは違い、佐助くんと信長様は意味の分からないことを言って拝んだり、罵声を上げたり。
「もうっ!着替えるから皆んな出て行って下さい!!!」
私は家康の腕から降りると、勢い良く襖を閉めた。
「絶対帰ったら、着て貰うから」
まさかこの後もう一度、着る機会が来るなんて……思ってもみなかった。